富岡八幡宮床等改修工事

木の温もりを活かすために、希少な木材でも調達します。
Before
幅30cmの厚さ2.7cm長さ4m桧の無垢板です。
床材用に端を凸凹に加工してあります。
左側の凸を含めると幅は30.6cmあります。
加工前は上記より一回り大きいサイズでした。
想像してみてください、4mの長さで幹の径が 33cm以上ある桧の立木を、どれだけの巨木なのかと。しかも節が無く、きめ細かい木肌。
ピンクがかった肌色の木の色はまるで赤ん坊の肌のようです。とても希少な木材です。
After
傷んだ床板を取外し、
上記の床板を新たに張り込んだ状況です。
隣の既存の床板は経年により深みのある色に
なっているため色の違いがはっきりと見えますが、経験豊かな職人が着色し色を合わせます。
(着色といっても風合いを損ねるので
オイルステインなどは使いません)
これから長年にわたり使い続けられること
でしょう。